東京は本当に世界一の都市になれるのか(最終回)-東京の未来まとめ編-
東京都が2014年9月に公表した「東京都長期ビジョン」では、10年後の2024年までの都政運営指針が示されています。これから東京五輪に向けて、東京都市圏はどうなっていくのでしょうか。そして、五輪が終わった後には、どのような東京都市圏の姿が広がっているのでしょうか。
最終回の今回は、これまでのシリーズ記事のポイントをまとめ、世界一の都市を目指す東京の未来を「交通」「防災」「防犯」「福祉」「ビジネス・経済」といった5つの観点から見ていきましょう!
■東京が目指す世界一の「交通」
東京都長期ビジョンでは「安心」「快適」をキーワードに、人や環境にやさしい交通体系の構築を目指すとしています。交通というと、車やバイク、電車が思い浮かびますが、東京都が提唱する安心で快適な交通は、歩行者や自転車も主役です!
「歩行者中心モール」や、今世界中で注目されている「シェアサイクル」の導入が実現することで、東京の交通事情はがらっと変わってしまうかもしれません。利便性と安全性、そして環境までをも考慮して計画されている東京の交通改革から目が離せませんね!
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東京は本当に世界一の都市になれるのか(2)-交通編-
■東京が目指す世界一の「防災」
最も警戒すべき災害と言えば、やはり地震ではないでしょうか?
東京都長期ビジョンでは「地震の危険がある街」から「地震が来ても大丈夫な街」への改革案が掲げられ、主要道路の沿道建物の耐震化や無電柱化、住宅や都市施設の耐震化などが進められるようです。いつ来るかわからない災害に備えて、しっかりと対策がなされるならば、安心して住むことができますね!
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東京は本当に世界一の都市になれるのか(3)-防災・防犯編-
■東京が目指す世界一の「防犯」
治安の良さは、街の住みやすさを測る重要な指標です。
東京都内における刑法犯の認知件数が、この12年間で4割以上も減少していることから、防犯対策・防犯意識は年々向上していると言えます。さらに東京都は「世界一安全な都市」を目指し、全ての公立小学校の通学路に防犯カメラを設置し、防犯ボランティア登録団体の増加を促すなど、ますます安心・安全な街づくりを進めています。
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東京は本当に世界一の都市になれるのか(3)-防災・防犯編-
■東京が目指す世界一の「福祉」
東京都長期ビジョンでは、福祉に対しても大きく力を入れています。その目玉が、「待機児童の解消」と「特別養護老人ホームの定員増」です。
待機児童が解消されれば、ママやパパは仕事により集中できますし、新たに働きに出ることも可能になります。「もう1人子どもを」という選択もしやすくなりますね。
また、特別養護老人ホームや認知症高齢者グループホームの定員増が実現すれば、これからさらに増加すると見込まれる単身高齢者や、認知症の介護疲れといった社会問題などにも対応することができるかもしれません。
東京はまさに「子供にも親世代にも高齢者にも住みやすい街」へと変貌を遂げてくれそうです!
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東京は本当に世界一の都市になれるのか(4)–子育て・高齢者福祉編-
■東京が目指す世界一の「ビジネス・経済」
東京都長期ビジョンでは、2024年までに2,000件の中小企業の海外展開を都の支援によって実現させるとしています。さらに、起業家の卵を発掘して支援するとともに、法人設立手続きの簡素化などで起業しやすい環境や気運を整備していくそうです。
また、起業だけではなく、就業する方への取り組みも行われます。労働環境をしっかりと整えられれば、ライフサイクルやキャリアにあった就業がすすむこととなり、若者や女性、高齢者がスムーズに能力を発揮できる社会となることが期待されています!
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東京は本当に世界一の都市になれるのか(5)-ビジネス編-
まとめ
これまでのシリーズ記事を通して、東京は世界一の都市を目指すために、10年後の将来に向けて様々な投資を進めている段階にあることがよく分かりましたね。
ますます世界的な注目度を高め、住みやすくなっていく東京の魅力をもっと知りたい方は、下記のコラムも参考にしてみてください。
○「東京の魅力」がよくわかる!おすすめコラム○