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不動産投資と株式投資はどっちが良い?確実な資産運用のためにメリットとデメリットを比較

不動産投資と株式投資は、ともにサラリーマンに人気のある投資です。初心者が本業の仕事を持ちながらいずれかの投資を始めるとき、どちらのほうが利益を得やすいのでしょうか。不動産投資と株式投資のそれぞれの特徴やメリット、デメリットについて、比較しながらみていきましょう。

1.不動産投資と株式投資の違い

世の中には様々な投資手法がありますが、利益が出る仕組みや投資の流れ、現金への交換のしやすさを示す流動性、収益性や安全性などは異なります。ここでは不動産投資と株式投資について、「投資の利益」「投資の流動性」「投資の流れ」の3点から違いをみていきます。

1-1.不動産投資の方法

不動産投資の利益の出し方や流動性、方法について解説していきます。

不動産投資の利益

不動産投資の利益のメインとなるのは、不動産を保有し賃貸することによって得られる家賃収入です。購入時の価格より高く売却した場合には売却益も得られます。

不動産投資の流動性

不動産投資は株式投資に比べると資産の流動性が低く、売却には時間がかかる傾向にあります。売却までに要する期間は物件にもよりますが、少なくとも3ヵ月程度を要するのが一般的です。

不動産投資の流れ

不動産投資を始めるときには、賃貸重要のある場所で物件を購入し、売買契約をして代金の支払いと同時に(融資を利用する際は金融機関の審査後に融資を受け代金の支払いを行います。)物件の引き渡しを受けます。その後、空室の場合は入居者の募集を行い、入居希望者と賃貸契約を結び家賃収入を得るという流れです。

1-2.株式投資の方法

株式投資についても、利益の出し方や流動性、方法の点から解説していきます。

株式投資の利益

株式投資で利益のメインとなるのは、株式の売買による売却益です。また、株式を保有していることで配当や株主優待を得られることもあります。

株式投資の流動性

株式投資は資産の流動性が高く、一般的には株式市場が開いている時間(平日の朝9:00から11:30まで(前場)と12:30から15:00まで(後場))であれば、いつでも売買できます。しかし、平日の上記時間以外や土・日・祝日、年末年始などは取引所はお休みですので、取引ができません。

株式投資の流れ

株式投資は、証券会社を選んで口座を開設し入金後、すぐに始められます。その後、銘柄を選んで株を購入し、株価が上昇した所で売却すると利益が確定します。また、配当金が支払われる場合や優待を受ける場合は、配当権利確定日や優待権利確定日に株式を保有していると権利を得られます。

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2.不動産投資のメリット・デメリット

不動産投資のメリット・デメリット

不動産投資は、物件を保有することで長期的に家賃収入を得ることが利益のメインです。価格のブレ幅(リスク)が小さいのは収益(家賃収入)の安定性ともかかわりが深いため、メリットとしてもデメリットとしても作用します。ここでは、不動産投資の6つのメリットと5つのデメリットを解説していきます。

2-1.不動産投資のメリット

●不動産は流動性が低いですが、1日で大きく価格が変動することは通常ありません。また、建物は築年数の経過によって価値が低下しますが、投資用賃貸不動産としての価値を評価する場合は収益還元法を用いることが多く東京圏などで入居者の付いている賃貸物件などは価値がゼロになることは考えにくいため、資産価値を維持しやすいです。

●ローンを利用することで、わずかな自己資金でもレバレッジを利かせた投資を行うことができます。

●不動産所得は給与所得などと損益通算ができるため、帳簿上赤字になれば節税効果もあります。

●物件価格や利回りの変動が急ではないため、毎日確認する必要がありません。

●不動産投資は、物件をローンで購入すると一般的に団体信用生命保険に加入するため、万が一の際はローンが無くなった不動産を家族に遺せます。賃貸している場合は家賃収入も相続人に引き継げます。また、50歳以下の方は団体信用生命保険に特約でがんの保障も付けられるため初期がん(ステージ1)と診断されただけでも残債が0円になる事があります。

●不動産からの家賃収入が、老後の年金不足の対策になります。

2-2.不動産投資のデメリット

●投資する物件を購入するまでに、物件探しや融資の審査などが必要であり、購入までに一定の時間を要します。

●固定資産税や都市計画税、管理費や修繕費などの維持管理費用が発生します。

●不動産価値は短期間で大きく変動しないため、一獲千金を狙う投資には向いていません。

●不動産投資は基本的にインカムゲイン(家賃収入)を目的とする中長期の運用が前提であり、短期の運用には向いていません。

●不動産の所有には火災や地震などによる災害のリスクがあることや、賃貸に出すことで家賃の滞納などの人的トラブルが発生するリスクがあります。

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3.株式投資のメリット・デメリット

株式投資のメリット・デメリット

株式投資は流動性が高く、価格変動が大きい、銘柄にもよりますが一般的にはハイリスク・ハイリターンな投資手法です。株式市場は国内や世界の、政治や経済の動きに大きく影響を受けるため、株式投資で利益を出すには、新聞やニュースをチェックするなどして世の中の動向に目を向けることが大切です。そんな株式投資の6つのメリットと5つのデメリットについて解説していきます。

3-1.株式投資のメリット

●株式投資は証券会社に口座を開設し口座に入金すればすぐに始めることができ、買い手も売り手も多いため、売買もしやすいです。現金化がしやすいため、急に資金が必要になったときにもすぐにできます。

●価格変動の幅が大きいため、短期間で購入価格の2倍や3倍になるなど、大きな利益を得られるケースもあります。

●株を保有している間に、不動産投資のような維持管理を行う手間は発生しません。

●株は投資価格の幅が広く、安いものは数千円程度から売買できます。複数の銘柄への分散投資もしやすいです。

●日本の、上場会社の数は2022年4月の時点で3874社あり、多くの銘柄から投資先を決めることができます。

●配当金や自社商品やサービスなどの株主優待がもらえる銘柄もあります。

3-2.株式投資のデメリット

●株は価格変動が大きく急なため、元本割れをするリスクも大きく、企業が倒産すると紙きれ同様になることもあります。

●プライム市場銘柄の2022年4月の加重平均利回りは2.03%とさほど高くありません。

●株式の損は不動産投資のように給与所得との損益通算が出来ません

●株式は信用取引を行うと、自己資金の最大で約3.3倍のレバレッジを効かせた投資を行うことができますが、金融機関からの融資を受けることは出来ないため不動産投資よりもレバレッジ効果が小さいと言えます。そして信用取引をした銘柄に評価(含み)損が出た場合、委託保証金を追加で差し出さなければいけません。「追証(おいしょう)」→追証が発生した日の翌々営業日(維持率が20%を下回った場合は翌営業日)までに、追証を差し入れる必要があります。

●株式は1日の中で大きく価格変動を起こすことがあるため、日中に値動きが気になると、本業を持つサラリーマンは仕事に支障をきたす恐れがあります。また、仕事中に価格が乱高下して、損失が出ることも考えられます。

4.不動産と株はそれぞれどんな人におすすめかを比較

不動産と株はそれぞれどんな人におすすめか

不動産投資と株式投資では性質が大きく異なり、向き不向きがあります。それぞれどんな人に向いているか解説していきます。

4-1.不動産投資をおすすめできる人

老後資金も視野に入れて、手堅く運用したい人

不動産の価値は安定していて、物件という現物が残るため、価値が急にゼロになることは考えにくいと思われます。長期間手堅く運用できるため、老後の生活費のことも見据えて投資できる人に向いているため、ミドルリスク・ロングリターンの投資といわれることもあります。

レバレッジを効かせた投資をしたい人

不動産投資は頭金10万円で、物件価格の100%が借入できるため、レバレッジを効かせた投資を行うことが可能です。
※購入者の属性や物件により頭金10万円100%の借り入れが出来ない場合があります。

ほったらかしで投資をしたい人

不動産投資は購入後の賃貸管理や建物管理を管理会社に委託できるため購入後の煩雑な手間を大幅に削減できます。

4-2.株式投資をおすすめできる人

僅少な額の資金からすぐに投資を始めたい人

株式投資は証券会社に口座を開設し入金するだけですぐに始めることが可能。安いものでは数千円程度から買える銘柄もあるので、僅少な額から投資をスタートできます。

人と関わることなく、インターネットで簡単に取引をしたい人

株式投資はインターネット取引も可能で、手数料は対面取引よりも割安です。面倒な手続きをせずに、パソコンやスマホで証券会社のサイトやアプリを利用して、手軽に取引をしたい人に向いています。

換金性の高い資産に投資したい人

株式は流動性が高く、株式市場には多くの取引相手がいるうえに、売買手数料も安く設定されています。すぐに現金が欲しいときには、スピーディーに売却を進めることができます。

まとめ

株式投資は、インターネット上で少額から始めることができ、今すぐに売買できることが魅力です。一方、不動産投資は不動産の価値が1日で大きく変動することは考えにくく、管理会社に物件の管理を任せておけば、細かい管理をせずに長期間運用でき、将来の収入源にできることが魅力です。投資で収入を得たいという人は、投資目的や自分がどちらの投資に向いているかなどを上記の記事を参考に考えてみてくださいね。

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