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何歳から入るべき? どんな種類がある? 支払われないことがある? がん保険に関する3つの疑問

現在は「2人に1人ががんになる時代」と言われており、若い人でも早くから万が一に備え、がん保険に入る人も多くなってきました。万が一の際に役立つがん保険ですが「何歳から入ればいいのかわからない」「どんな種類がある?」「支払い方法の違いは?」など、疑問を持っている人も多いことでしょう。

そこで今回は、がん保険の加入時期や種類、支払い方法など、主な3つの疑問についてお答えします。がん保険への理解が深め、より安心して自分に合ったがん保険を検討するために、この記事を参考にしてください。

1.がん保険は何歳から入るべき?


国立がん研究センターがん対策情報センター」が発表した年齢階級別のがんの罹患率を見てみると、男女とも50代から罹患率が上昇します。そして、高齢になるほどさらに罹患率が上がっていくことがわかります。

累積死亡リスクを見ると、生涯がんで死亡する確率は男性が25%(4人に1人)、女性が15%(7人に1人)です。主な部位別は以下のようになっています。

食道がん 男性1%(94人に1人) 女性0.2%(494人に1人)
胃がん 男性3%(30人に1人) 女性2%(67人に1人)
肝臓がん 男性2%(50人に1人) 女性0.9%(110人に1人)
膵臓がん 男性2%(52人に1人) 女性2%(59人に1人)
乳がん 女性2%(66人に1人)
前立腺がん 男性1%(75人に1人)
悪性リンパ腫 男性0.8%(127人に1人) 女性0.5%(186人に1人)
白血病 男性0.6%(170人に1人) 女性0.3%(286人に1人)

出典:国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター「最新がん統計」(2019年01月21日)

こうしたことを考えると、罹患率が上がる50代になる前に、がん保険に加入しておいた方が安心であることがわかります。多くの保険会社でがん保険が販売されていますが、概ね20歳以上から加入が可能です。

それなら、50代になる前にがん保険に加入すればいいのかと思うかもしれません。しかし、多くの保険と同様年齢が上がれば上がるほど、保険料が高くなるという問題があります。実は、保険料というものは長期間で少しづつ支払うのか、短期間でまとめて支払うのかの違いであり、支払総額はそう変わるものではありません。さらに、がんは若い人が罹りにくいとはいえ、30代や40代の若い人でもがんになるリスクはあります。何よりも「罹ってから入る」のでは遅いのです。

例えば、車を購入した場合すぐセットで保険に入るように、たとえ起こりにくいことでも、安心のため、不測の事態に備えるために入るのが保険というものです。いつ入るのかと悩むよりも、負担が少ない若いうちから入っておくことで健康への備えを万全なものとすることができるのです。

がん保険の中でも、特に「終身がん保険」は大変心強い存在です。終身保険であるため、一般的に罹患率が上がる50代以降にがんに罹っても十分な保証が受けられます。支払う金額も一生涯かわりません。そのため若いうちから加入することで、毎月の保険料は低くなります。そして何よりも、再発や別のがんになった時にも「終身」であるため、再度保険金を受け取ることができます。人生の大変心強いパートナーになってくれる保険です。

また、もし老後の資金と保険で悩んでいる方がいたら、不動産投資でローンを組む際に加入する、団体信用生命保険にがん保険の特約をつける方法もあります。がん保険付き団体信用生命保険とは、多くが20歳以上から加入でき(審査あり)、ローン契約者が万一がんに罹患したり死亡した場合に保険金でローン残債が支払われるものです。

ローン返済がなくなり家賃収入が入ってくるため、医療費や生活費にお金を充てることができますし、残された家族に返済なしの住宅を残すことができます。がん保険付き団信は20歳〜50歳まで加入できるものが多くあります。

2.がん保険はどんな種類があるの?

がん保険にはさまざまな種類があります。自分に合ったがん保険を見つけるためにも、その違いなどについて知っておきましょう。

2-1.がん保険の「定期型」と「終身型」とは?

どちらのタイプを選択するかで保険(保障)期間と保険料が変わってくるのが、「定期型」と「終身型」です。

「定期型」とは、保険期間が5年や10年など決まっており、一定期間だけがんの保障を受けることが可能です。保障期間が限定されているため、終身型に比べて当初の保険料を抑えることができます。そして、保険料は年齢に応じて上がるようになっています。定期型のメリットは定期的に補償内容を見直すことができることです。がんに関する新しい治療法や治療薬が開発され続けているため、常に最新の補償内容を取り入れることができます。

一方、「終身型」とは、一生涯保障されるものです。当初から最後まで保険料は変わりませんが、保険料が年齢に関わらず常に一定のため、当初保険料は定期型より高くなります。終身型のメリットは保険料が決まっていて先が見通しやすいことです。資金計画を立てやすいため、経済的負担・精神的負担を軽減できます。

2-2.がん保険の「保障型」と「実損填補型」とは?

がん保険の支払われ方の違いが、「保障型」や「実損填補型」です。

「保障型」とは、あらかじめ決まっている支払条件を満たした場合に、保険金が支払われるものです。入院した場合は1日●●円、所定の手術を受けた場合は1回につき▲▲円など、決まった金額を受け取ることができ、一般的にがん保険で広く使われています。

一方、「実損填補型」は、通院や入院など実際にかかった分だけ保障を受けられます。保険金額の上限はありますが、実際に支払った分の保障を受けられるため、経済的負担の心配がありません。

入院日数に関係なく、実際にかかった医療費を実額補償してもらえるため、治療に専念できるのが実損填補型のメリットです。ただし、限度額や条件が設けられているため、自己負担が必要になることもあります。

2-3.がん保険の「診断給付金型」と「入院給付金型」とは?

給付金や給付条件が異なるのが、「診断給付金型」と「入院給付金型」です。

「診断給付金」とは、がんと診断された場合に給付されるお金のことです。1回のみ給付されるタイプと複数回給付されるタイプがあります。保険会社や商品によって異なりますが、診断給付金は100万円〜300万円程度です。がんと診断されて病気や治療に対して不安が募る際に、まとまったお金がもらえるのは大きなメリットと言えます。一般的にがん保険を契約した際に、「診断給付金」が含まれていることがほとんどです。診断給付金の支払いタイミングや支払われる金額で判断しましょう。

一方、「入院給付金」とは、がん治療のため病院に入院した際に受け取れるお金です。医療保険と同じ仕組みで「入院日数×●●円」というように、入院日数に応じて給付されます。医療保険であれば支払日数に制限があることが多いため、入院日数が長くなれば給付金を受け取れなくなってしまいます。入院給付金は概ね1日あたり5,000円〜1万5,000円程度です。しかし、がん保険の場合は、入院給付金に支払日数に制限がないことが多いです。そのため、治療のため長期入院となった場合でも入院日数に応じた給付金を受け取れるため、経済的負担を軽減できます。

商品によっても違いますが、生命保険でカバーできることも多いので、自分に必要な保障かどうかを判断しましょう。ほかには、手術給付金、通院給付金、治療給付金などの保障がつく場合もあります。

3.がんになっても保険が支払われないことがあるの?

がん保険の加入にあたり、注意しなければならないことがあります。それは、免責期間があることです。基本的に、がん保険に加入してから3ヶ月間は免責期間になるため、この間にがんになった場合は保障の対象外になってしまいます。保険加入後3ヶ月は免責期間になることを知らなければ、後悔してしまう可能性があるためしっかりと仕組みを理解しておきましょう。

がん保険の責任開始日は、生命保険や医療保険とは異なることには注意が必要です。生命保険や医療保険に加入する場合は、1回目の保険料を払込したタイミングが責任開始日となります。責任開始日とは保障が開始される日のことです。

しかし、がん保険の場合は、1回目の保険料払込の後、免責期間が3ヶ月または90日間設定されています。免責期間は不填補期間や待ち期間とも呼ばれ、この間にがんと診断されても契約は無効です。特に、古いがん保険から新しいがん保険に切り替えをする際にも、免責期間があることを忘れないようにしましょう。ただし、最近では免責期間がないがん保険商品も登場してきています。

まとめ

早くからがんに備えておくことは、大事なことです。まずは、自分ががん保険に求めているものを書き出してみて、自分に合ったがん保険を見つけてください。

もし老後の生活の蓄えが心配でがん保険に入ることをためらっているのなら、不動産投資のローン契約をする際に必要となる団体信用生命保険に、がん保障をつけることができる「がん保険付き団体信用生命保険」がおすすめです。通常の団体信用生命保険は、契約者が死亡・高度障害状態になった際に保険金が支払われますが、がん保険付き団体信用生命保険であればがんと診断されることで保険金が支払われます。

通常の団信に比べて金利が0.1%〜0.2%程度上乗せになることが多いですが、がんと診断されると、残りのローン支払いがゼロになり、定期的に家賃が支払われるため、がんが治った後の生活を支えることができるのが魅力です。気になる方は、ぜひご相談ください。

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