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不動産会社の種類は大きく分けて4つ。マンション購入ならワンストップ型がおすすめ!

不動産会社は、投資用マンションを購入、運用するにあたりパートナーとなる存在です。不動産会社にはその業務内容によって、開発会社(デベロッパー)、販売代理会社、仲介会社、管理会社の4種類があり、購入物件によって関係する会社は異なってきます。そこで今回は、不動産会社の種類と主な業務内容について解説します。なお、厳密には賃貸仲介会社(入居者を探して提案・契約する会社。有名なところではアパマンショップやエイブルなど)もありますが、不動産オーナーとしては直接関わりのない業者になるので今回は省いてご説明しています。

1.不動産会社の種類〜不動産開発会社(デベロッパー)〜

不動産開発会社(デベロッパー)とは、街づくりを目的に不動産の開発を手がける会社です。マンションやオフィスビルの開発、大規模宅地の造成を目的として、用地確保から企画や施工管理、販売までを行います。ただし、販売に関しては、自社内で行う場合と、自社系列の販売代理会社を別に持ち、販売業務をすべて委託するケースもあります。

■不動産開発会社(デベロッパー)の種類

不動産開発会社には、商業施設や宅地造成など幅広い分野の開発を行う総合デベロッパーと、マンションに特化した開発を行うマンションデベロッパーに分けられます。また、母体となる企業によりそれぞれ開発や物件の傾向に特徴がみられることから、財閥系や金融・商社系、私鉄系、ハウスメーカー系、ゼネコン系、独立系などと区分されることもあります。

2.不動産会社の種類〜不動産販売代理会社〜

不動産販売代理会社は、開発会社が開発したマンションや、ハウスメーカーが開発する新築一戸建ての販売を、開発者に代わって販売を行う会社です。不動産販売代理会社の種類と業務内容をみていきましょう。

■不動産販売代理会社の種類

販売代理会社には、系列の開発会社の、新築物件の販売を担当する会社と、特定のデベロッパー傘下ではなく、さまざまなデベロッパーから販売代理を受託する会社とがあります。デベロッパー系列の販売代理会社では、その物件についての情報提供力が強いことがメリットです。

■不動産販売代理会社の業務内容

不動産販売代理会社では、売主に代わり不動産売買の窓口となり、購入希望者と売買契約締結を目指します。複数のデベロッパーの物件を扱っている場合は、相談に応じて購入希望者に適した物件を提案することもあります。

3.不動産会社の種類〜不動産仲介会社〜

不動産仲介会社は、売買物件や賃貸物件の契約を仲介(媒介)する不動産会社です。売買については中古物件の取引が中心ですが、新築物件を取り扱うケースもあります。

■不動産仲介会社の業務内容

不動産仲介会社の業務内容は、物件の査定や調査を行う商品化活動と、広告宣伝や物件案内などの販売活動、契約書作成や決済対応などの契約業務などがあります。売買契約前には、売主と買主の間の条件調整も行い、双方が納得のいくスムーズな契約へと導きます。

4.不動産会社の種類〜不動産管理会社〜

不動産管理会社は、不動産売買には直接関与しませんが、マンション経営では、物件購入後賃貸に出す場合に管理業務を依頼する、という形で関わることになります。

■不動産管理会社の業務内容

不動産管理会社の業務は、大きく分けると建物管理と賃貸管理(入居者管理)です。建物管理は、共用部の清掃や保守などの日常的な業務から、老朽化対策などの長期的な管理業務まで含まれます。賃貸管理は、家賃や契約の管理、入居者のクレーム対応などです。
なお、管理会社には、客付けを行う会社と行わない会社があります。客付けのための仲介店舗を持っている管理会社を、特に客付け一体管理会社と呼んでいます。

5.マンション購入にあたり関わる不動産会社

マンション購入で関わる不動産会社の種類は、新築であるか中古であるかにより異なります。
新築マンションの場合、不動産開発会社が直接販売、もしくは販売代理会社が担当します。一方、中古マンションを購入する場合は、不動産仲介会社を利用します。仲介会社でも新築を扱うことはありますが、数は少ないため、新築マンションを購入する意向であれば開発会社か販売代理会社に相談しましょう。

また、マンションを経営するにあたっては、管理業務が発生します。新築・中古ともに別途不動産管理会社に管理を依頼しますが、管理專門の会社へ依頼する例や、仲介業者がそのまま管理も引き受ける例などさまざまです。空室率にも関わってくる点ですので、業者検討はしっかりと行いましょう。

■不動産会社の種類の違いを知り適切な会社の選択を

満足の行く不動産の売買には、不動産会社との関わりが重要となります。マンションであるか戸建てであるか、また新築であるか中古であるかによって、利用する不動産会社の種類は異なります。物件の種類によって、適切な不動産会社を選択しましょう。

実際には、それぞれ特化した業務を行っている不動産会社は少なく、マンション開発を専門に販売までワンストップで行う会社や、販売代理と仲介の両方を取り扱う会社、仲介と管理を扱うという会社もあります。このような場合は、どの業務を会社が最も得意としているかをチェックするとよいでしょう。投資用マンションの場合には、さまざまなノウハウの共有ができるという点でワンストップ型の不動産会社がおすすめです。

マンション経営での不動産関連業者の参考記事:「【不動産投資のリスク】関連業者を選ぶ際にチェックするポイントとは

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