あなたは何問正解できる?第2回マンション経営クイズ!〜年金・老後編〜
マンション経営の様々な重要チェックポイントをクイズ形式で復習していくこの企画。
本日のお題は「年金と老後」に関するアレコレです。
問題は全部で5問、合計100点満点。ぜひ、満点を狙ってみてください!
項目別にもっと詳しい情報を知りたい方は、各問題の最後にあるリンク先の記事もぜひ読んでみてくださいね。なお、各項目の答えは、コラムの末尾にも記載されています。
それでは早速、第1問です!
第1問:老後に必要な資産について(20点)
定年退職後は引退をして、年金と退職金で悠々自適なリタイアライフを満喫しようと思い描いている方も多いと思いますが、本当に退職金や年金だけで足りるのでしょうか?
以下A~Cのうち、「老後に豊かな暮らしを送るために必要な金額」と言われているのは、どれでしょう。
A. 5,000万円
B. 7,000万円
C. 1億円
■解説■
生命保険文化センターでは、老後に必要なお金を以下のように発表しています。
総額:約1億円
→ 年424.8万円(=月35.4万円×12カ月)×23年=9,770万円
内訳(月35.4万円):
・食料費:6.4万円
・住居費:1.7万円
・光熱/水道費:2.2万円
・家具/家事用品費:1.0万円
・税/社会保険料等:3.1万円
・被服/履物費:0.8万円
・保健医療費:1.5万円
・教養娯楽費:2.6万円
・交通/通信費:2.8万円
・教育費:0.1万円
・その他:5.8万円
・ゆとりある生活に必要な金額:7.4万円
一般的な生活水準を維持するために必要な最低限の費用は28.0万円/月と算出されています。そして、ゆとりある生活を送るにはさらに7.4万円/月が必要としているのです。
仮に、夫が平均的な収入で40年間就業し、妻がその期間中に専業主婦であった夫婦世帯の場合、年金の給付水準は月額23.1万円と言われています。つまり、ゆとりのある生活を送るためには12.3万円、最低限の生活を送るためにも4.9万円が不足してしまうことになるのです。
これでは、貯蓄や退職金を切り崩しながらの不安定な生活を送らなければならないでしょう。だからこそ、老後の資産運用方法というものをできるだけ早く準備するようにしないと、高齢ビンボーになってしまうかもしれません…。
○もっとくわしく○
老後の安心には1億必要?マンション経営でゆとりある老後の暮らしを
第2問:現在の年金問題について(20点)
以下の文章が正しいと思う場合には○を、間違っていると思う場合には×をつけてください。
「現在、政府は高齢者雇用などに力を入れているので、年金受給年齢が引き上げられたり、支給額が引き下げられたとしてもそこまで問題ではない」
■解説■
厚生労働省などでは、高齢者に対するさまざまな雇用政策を打ち出していますが、上手く機能しているとは言い難い状態です。
また、定年後も働きつづけたい希望者を雇用する改正高年齢者雇用安定法にも、企業はあまり乗り気ではないようです。この法案により、若い世代の働き口や正社員の新たな雇用が減り、非正規社員も削減されることが懸念されています。
そもそも、もらえるはずの年金の支給額が引き下げられたり、受給開始年齢が引き上げられたりなんてことさえなければ、何も問題はないのですが……。
○もっとくわしく○
高齢者雇用の政策も機能せず、働きたくても働けない高齢者の現状
第3問:老後のための資産運用方法について(20点)
次の文章のうち、もっとも正しいと思うものを選んでください。
A: 老後のための資産運用には、簡単に口座を開設でき、すぐにはじめられる株やFXが適している
B: 老後の資産運用には、長期的に安定した収入を得られるマンション経営などの運用方法が適している
C: 投資にはそれなりのリスクが伴うため、定期預金などの預貯金を地道にしておくことが大事である
■解説■
株やFXなどは手軽にはじめられ、短期間で大きなリターンを得られる可能性はありますが、その分リスクを伴います。また、専門知識なども要求され、勝ち組になれるのはごく一部と言えるでしょう。
一方、マンション経営などの資産運用は、株やFXとは異なり長期的なリターン(家賃収入)を堅実に目指す方法になりますが、その分リスクも少なく、安定した収入が見込めます。また、初期投資額(頭金)も少なく、自己資産のない若いうちからでも始められる点が魅力です。
なお、預貯金等は最も堅実な方法に見えますが、現在の金利などを考えると、ゆとりのある老後を送るという目的に対しては、あまり現実的ではありません。
○もっとくわしく○
ミドルリスク・ロングリターンの資産運用!マンション経営を株・FX・生命保険と比較しよう!
第4問:年金の現状、未来について(20点)
以下の文章で正しいものには○を、間違っているものには×をつけてください。
A: 現在の国民年金納付率は、老後に関する問題の高まりから、8割を超えている
B: 厚生労働省は支払った保険料に対していくらもらえるかという資料を公表している
C: 現在30歳の人が65歳になった時に受け取る年金額は、経済成長がプラス0.9%であった場合は現役収入の半分ほどである
■解説■
2013年末の国民年金の納付率は、60.9%と依然低水準が続いています。
こうした年金の納付率が向上しないなか、厚生労働省は、年金に関する最新の試算をまとめて公表したデータの中で、公的年金の生涯収支(いくら保険料を払い、いくら年金を受け取ったのか)の情報開示をついに見送りました。なお、現在30歳の人が65歳になった時に受け取る年金額は、経済成長がプラス0.9%であった場合に現役収入の51%、マイナス0.2%の場合には44.7%まで落ち込むと予測されています。
○もっとくわしく○
【不安】年金頼みの生活が崩壊する前に知っておくべき5つの事実
第5問:少子高齢化社会について(20点)
少子高齢化問題について、正しい文章は以下のA~Cのうちどれでしょうか?
A: 少子高齢化に伴い、2050年には、10人で1人の老人を支える試算がなされている
B: 少子高齢化に伴い、2050年には、2〜3人で1人の老人を支える試算がなされている
C: 少子高齢化に伴い、2050年には、1〜2人で1人の老人を支える試算がなされている
■解説■
少子高齢化が年金に及ぼす影響は深刻です。
世界でも指折りの高い平均寿命を誇る日本は、これからますます高齢者が増えていくことでしょう。
1950年代では10人の若者で1人の老人を支えていたにも関わらず、2050年には1〜2人の若者で1人の老人を支えなければいけなくなるとの試算も出ています。
10人で1人を支えていた50年代頃なら、年金制度が「安心」という理屈もわかりますが、1人や2人で支えるということになった場合には、もう安心などとは言っていられないでしょう。
だからこそ今、年金などに頼らない資産運用を早めに検討することが注目されているのです。
○もっとくわしく○
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結果発表
今回の問題は以上です。「こんなの簡単だよ!」という方も「全然わからなかった……」という方も、お疲れ様でした。以下に正解をまとめて記載しておきますので、答え合わせをしてみてくださいね!
わからないことがあれば、いつでもマンション経営大学にご相談ください!
■答え合わせ■
第1問:C
第2問:×
第3問:B
第4問:A× B× C○
第5問:C