生命保険を解約すべき隠された真実・徹底検証シリーズ第3弾
第1弾・第2弾で、世界的な長期金利の低下によって生命保険の商品価値も低下してしまっている厳しい現実を見てきました。シリーズの最後・第3弾では、「そもそも生命保険は本当にお得だったのか」という根幹部分に迫りたいと思います。
なんと生命保険の還元率は「宝くじ並み」だった
人はお金を払って対価を得ます。その対価が支払った金額に対して妥当かどうかを判断する基準のひとつに「還元率」というものがあるのをご存じでしょうか。
還元率とは、支払った金額に対してどのくらいの戻しがあるのかを表す数値なのですが、生命保険の還元率は商品によって異なるものの、50%〜80%だそうです。一方で、いわゆる「宝くじ」の還元率が約50%、競馬や競輪などの公営ギャンブルの還元率が75%と言われています。
つまり、一概に比べられるものではありませんが、生命保険の還元率は、良くて競馬や競輪並であり、下手をしたら宝くじと同じくらいなのです。もはやギャンブルといっても過言ではないかもしれません。
もはやギャンブル並の生命保険がなぜ合理的だと信じられてきたのか
行動経済学においては「人間は損失が少額で利益が大きい場合、リスクを気にしなくなる」との理論が存在します。これは生命保険も同じで、事故や災害等に見舞われた時に手にできる保険金という利益の大きさのために、月々の保険料を支払ってしまうのです。
ただ、長期金利が低下する今、生命保険という資産運用方法が本当に合理的なのか。改めて考えるべき機会が訪れたのかもしれません。「とりあえず生命保険に入っておけば安心だろう」と盲目的に判断する時代は終わりを告げたのではないかと思います。
自分自身で切り開く「マンション投資」という資産運用方法を考えてみよう
本シリーズでも検証してきたように、今や生命保険会社自身が資産運用にマンション投資を活用する時代です。還元率の低い生命保険に頼るくらいならば、少ない自己資金からでもコツコツと始められるマンション投資を検討してみてはいかがでしょうか。
特にマンション投資には、万が一の死亡時にローンの残債を解消し、マンションという資産を家族へ遺せる団体信用生命保険というシステムもついてきます。マンション投資は、生命保険も兼ねた次世代型の資産運用方法として期待が高まっているのです。
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