マンションの口コミ評価を参考にするときに注意すべき5つのこと
グルメにしろショッピングにしろ、インターネット上で口コミ評価を手軽に閲覧できるようになり、その重要性はますます高まっています。ただ、その情報を安易に信じてしまうことにはリスクも伴います。特に、人生の一大資産となる投資用マンションを購入するときにはなおさらでしょう。
では、「口コミ」を参考にするときに注意すべきことは何なのでしょうか。
口コミ評価を参考にするときに注意すべき5つのこと
■1. 悪い評価だらけの口コミに注意!
大前提として、口コミというものは、満足したときよりも不満に感じたときのほうがサイトなどに投稿されやすい傾向にあります。つまり、良い評価よりも悪い評価のほうが多くなりがちなため、「悪い評価が多い=悪い」と判断することは早計といえるでしょう。
目立ちやすい悪い評価だけではなく、良い評価もあわせて確認し、公平なスタンスで判断することが大切です。
■2. 専門家気取りの口コミに注意!
人は自分の知らない専門的な分野においてもっともなことを言われてしまうと、無意識のうちに信じ込んでしまうものです。だからこそ、専門的な知識が並べ立てられた口コミを見ると、「この人はすごい詳しいし、正しいんだろうな」と思ってしまうでしょう。
ただ、「詳しい」ことと「正しい」ことは明確に違うということを忘れてはいけません。仮に並べ立てられた専門知識がすべて正確なものだったとしても、あくまで最終的な評価はその人の主観に基づくものです。
ましてや、匿名の書き込み(口コミ)の場合、書き手の素性は基本的にはわかりません。ついついインターネット特有のユーザー同士の距離感の近さから見過ごしがちですが、見ず知らずの人の意見を盲信してしまうのと同じようなものであり、それは大変危険なことです。常に「この情報は本当なのかな?」と疑問を持つ姿勢だけは失わないようにしましょう。
■3. 自己弁護のための口コミに注意!
「この商品選択は正しかったのか」という自身の不安を解消するために、無意識のうちに「この商品は素晴らしい」などと口コミを書き込み、心の平穏を得ようとする自己弁護的な口コミもあります。
特に、高価な買い物の際に発生することが多いのが、この手の口コミです。誰しも自分の判断には自信がもてないものなのですね。購入商品を手放しで全面的に賞賛している口コミには注意しましょう。
■4. 責任転嫁の口コミに注意!
クレームはもちろん消費者の権利ですし、販売者にとっても商品を改善する貴重な機会となりえます。ただ、残念ながら、いわゆる八つ当たり的なクレームが存在するのも事実のようです。
明らかに自己責任の範疇にあるトラブルについて、「とある商品を使っていたせいだ」と責任を転嫁する事例は少なくないようで、商品の注意事項欄の内容が年々過剰気味になっている要因の一つでもあるとされています。
真のクレームと、八つ当たり的な偽のクレームを口コミ評価のなかから慎重に選び分けるように心がけましょう。
■5. ステマ口コミに注意!
企業がお金を払い、消費者の購買意欲を高めるような口コミを意図的に実施する、いわゆるステマ(ステルスマーケティング)と呼ばれる手法もあります。
企業側が自身の商品の良い部分を強調するというのはPRの一環として妥当なことではありますが、消費者側の口コミ評価を装うことはマナー違反と言えるでしょう。
商品を過剰に高く評価する口コミについては、慎重に読み取ることが肝心です。もちろん、本当にその商品が素晴らしいというケースもあるので、疑いすぎてしまうことはせず、フラットなスタンスを心がけるようにしましょう。
口コミだけではなくプロや専門家の意見を自分で確かめることも大切
いかがでしたでしょうか。口コミ評価というものは手軽で扱いやすいものというイメージがあったかもしれませんが、その信ぴょう性を自分自身で見極めるのはとても難しいことだと感じられたのではないでしょうか。
昔から「餅は餅屋」と言うように、何かに迷ったらやはりその道のプロに相談するのが一番。それは投資用マンションの購入においても同じです。
口コミなどの情報を集めることも大切ですが、結局は投資用マンションの専門家に相談することが最短の近道なのです。事前に集めておいた口コミ評価についても「本当のところはどうなのか」と、その道のプロに直接聞いてみると確実でしょう。
もちろん、最終的な決定は口コミ評価と専門家の意見とを総合して自分自身で行うことにはなりますが、双方の見解を聞くことで失敗するリスクは大きく減少するはずです。
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