東京のマンションが世界の投資家から再び注目されている理由
東京のマンションが再び世界の投資家から注目されています。
株式相場がなかなか上昇基調に戻れず不動産株も今年に入ってから失速気味のなか、注目を集めるその理由とは? 不動産株の現状と今後の上昇要因も併せて見ていきましょう。
世界中の投資家が、東京のマンションに注目!
東京は世界の主要都市に比べ、不動産価格が割安であるとされ、海外投資家の注目を集めているようです。
日本不動産鑑定士協会連合会が世界各地の鑑定人の協力を得て調査した結果によると、標準的な広さのマンション1戸あたりの価格は、ニューヨークやパリ、ロンドンに比べて東京はなんと4分の1から半分にとどまる水準となっているとか。
他にも国家戦略特区による規制緩和や2020年の東京五輪開催などのプラス要因も加わり、世界の投資家が東京都心のマンションへ熱い視線を送っているとのことです。
不動産株の復調が相場反転のポイントに
東京のマンションに注目が集まるなか、不動産株の勢いは停滞しているようです。
実際に、業種別日経平均株価の2014年に入ってからの下落率を比較すると、全体の平均下落率が12%であったのに対して不動産株は20%の下落率でした。確かに2012年、2013年は年間の上昇率が7割近くを記録し、好調な様子でしたが、今年に入ってからは一転して大きな落ち込みを見せつつあり、相場に買い控えの影響を与えつつあるとも言える状況です。
00年代半ばを例にとると、日経平均株価が大きく上昇した際に、不動産株はそれを大幅に上回る上昇を記録し、株式市場を牽引する存在でした。今後の相場の回復を把握するための一つの指標として、不動産株の復調がポイントになるかもしれません。
不動産市場へと着実に流れ込む個人マネー
一方、不動産市場の今後の推移に対しては、期待感が根強く高まっています。
その理由は不動産投資信託(REIT)に個人マネーが集まりつつあるという傾向です。東証REIT指数の昨年末比の下落率は4月末時点で1%にとどまり、今年1~3月のREITの買い越し額(ある銘柄に対しての売買数量のうち、売り数量よりも買い数量の方が多いこと)は300億円に達しました。REIT市場は盛り上がりを見せているといえるでしょう。
不動産への個人マネーの流入は着実に進んでおり、2020年の東京五輪に向けて不動産需要が高まるなか、さらなる伸びが期待されています。
海外からの注目を集める東京のマンション。そして、不動産への個人マネーの流入。マンション投資やマンション経営にとって好材料となる動きが活発になってきています。今後の動向にしっかりと目を向けておきましょう!
気になることがあれば、ぜひマンション経営大学へお気軽にご相談ください。
ポイントまとめ
- 東京のマンションが再び世界の投資家から注目されている!
- 不動産投資信託(REIT)が好調!不動産市場へと着実に流れ込む個人マネー!
- 東京五輪に向けて不動産需要も高まり、マンション経営にとっては好環境に!