今備える?それとも先延ばし?働けない高齢者の実情
「年金が減るかもしれないし…」「家にずっといても仕方ないから…」と、定年を過ぎても再就職をして働きたい。そう思っている方も多いのではないでしょうか?しかし、これから先、高齢者の働き口はあるのでしょうか?「定年後もまだまだ現役で働ける」と思っているあなた。そこには大きな落とし穴が待っているかも知れません!
■働きたいけど働けない?高齢者の再就職の実情
2007年に施行された「改正雇用対策法」などでは、中高年の就職を促すため、募集や採用時の年齢制限が原則廃止されました。これにより、一見高齢者が働きやすい環境が整っているように思われがちですが、高齢者の採用に積極的ではない会社もあるのが実情です。
■2030年以降は都内人口の26%が65歳以上。さらに増える働けない高齢者。
人口減少、高齢化は地方だけの問題ではありません。東京都の予測によると、都内の人口は2020年の1335万人をピークに減少に転じる見込みとしています。一方、65歳の高齢者は2010年の268万人から20年に321万人、30年には343万人に達し、高齢化率はなんと26%にも達すると予測しています。
単身世帯の高齢者も増えることから、必然的に「働きたい」人は増加し、ますます高齢者の就職が難しくなっていくと考えられます。
■7割の人が「働けるうちはいつまでも」働きたいと回答!その理由は?
内閣府が行った09年の調査で「何歳ごろまで仕事がしたいか」との質問に、3割弱の人が「60〜65歳まで」と答え、「その後も働きたい」「働けるうちはいつまでも」という回答がなんと7割を占める結果となりました。
独立行政法人労働政策研究・研修機構の「高年齢者の雇用・就業の実態に関する調査」によると、なんと「経済上の理由」が72.8%を占め、その経済上の理由の内訳としては「自分と家族の生活を維持するため」が88.4%を占める結果となっています。この質問の回答者は、比較的豊かな老後を過ごせると言われている「団塊の世代」での数字だから驚きです。
■団塊の世代ですら老後は厳しい!これから先の世代はさらに悪化?
給料も低く抑えられ、退職金も少なく、非正規雇用が多い昨今では、この状態はさらに悪化すると考えざるを得ません。団塊ジュニア世代以下の年金給付開始時期は70歳とも言われています。そういった観点から退職金や貯蓄、年金額を算出してみると、働かなければいけない方も多いのではないでしょうか?
若い世代の方達は、リタイアして悠々自適とは言わないまでも、のんびり過ごしているおじいちゃん、おばあちゃんを見て育っている方も多いでしょう。「自分もあんな風になるのかな」と思っていると、将来厳しい現実に直面してしまうかも知れません。
■老後の豊かな生活のために。働かなくても良いように、今備える!
それでは、この厳しい将来の問題にどう立ち向かって行けば良いでしょうか?それはやはり、若いうちから始める資産運用であると、とらみは考えます。なかでも、比較的ローリスクで毎月の安定した収入を見込めるマンション経営はとてもオススメ。
若いうちから資産運用を初めておけば、定年後も働く必要がなく、それと同様の収入が、ほとんど何もしなくても入ってくるというのはとても魅力的です。あなたは、今から備えますか?それともまだ先延ばしにしてしまうのでしょうか?とらみは断然「今」備えるのをオススメします!
■ポイントまとめ
- 働きたいけど働けない高齢者が急増中!
- 多くの人が直面!働きたい理由の1位は「経済的理由」
- 老後の豊かな生活のために「今」備えよう!