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不動産投資成功への近道!?知っておけば役に立つ資格を紹介

宅地建物取引士やファイナンシャルプランナーなど、不動産に関する資格は様々なものがあります。こうした不動産関連の資格を持っていれば、投資をするうえでメリットはあるでしょう。
とはいえ、資格を取得するのにはそれなりの時間がかかるもの。それならせめて、どんな資格を持っている人が何について詳しいのかを知っておけば、いざ疑問を持ったときにいつでも聞くことができるので安心です。自分で資格取得に時間を費やすより、より詳しい専門家に聞くことが、投資成功への近道です。
そこで今回は、不動産関連の資格をご紹介します。

1.不動産に関する専門的な知識が身につく「宅地建物取引士」

不動産に関する資格でもっとも知られているものといえば、「宅地建物取引士」でしょう。宅地建物取引士(以下、宅建士)は国家資格で、この資格がないと不動産売買契約に伴う重要事項の説明や契約書の作成、内容確認などの作業が行えません。
この資格を取得している人は、不動産売買に関係する法律の知識を広く有しています。そのため宅建士は「不動産売買のプロフェッショナル」として頼りになる存在です。

宅建士の試験は年1回実施されており、必要な勉強時間は約300時間ほどだと言われています。不動産の勉強を本気でしたい人や興味のある人は、資格の勉強をしてみてもいいかもしれないですね。契約内容で不利益な部分や瑕疵物件を見抜けるようになったり、物件売買に伴う問題がないかを見抜けるようになったりするかもしれません。

2.マンションを管理するための国家資格「マンション管理士」

マンションを管理するために必要な技能や知識、そしてマンション管理組合に対するアドバイス能力などを認定する資格が、「マンション管理士」です。
国家資格として認められたのは平成13年度と、比較的新しい資格です。
資格取得の勉強の中で、マンションを適切に管理・運営していくために必要なスキルが身につきます。

こちらも試験は年1回、合格率は10%未満とかなり低く、数百時間単位での勉強が必要です。マンション管理会社の人間にとっては必須とも言える資格ですが、直接自分でマンションを管理する業務に携わらない限りは、それほど必要性のない資格とも言えます。
マンション管理に関して気になることやわからないことがある場合は、マンション管理士に聞くとよいでしょう。

3.ライフプランニングを考える「ファイナンシャルプランナー」

ファイナンシャルプランナーは国家資格と民間資格があり、国家資格に認定されているのは「ファイナンシャル・プランニング技能士」という資格です。
こちらは1級から3級まであり、3級は比較的容易に取得できますが、1級になると内容がより専門的になるため取得は困難です。

ファイナンシャルプランナーの仕事はライフプランにおいて必要な保険のアドバイス、また資産運用の方法や税金の控除に関する知識にもとづく業務など、様々なものがあります。
その中の1つとして、不動産関連の資産運用が含まれているのです。
不動産投資を通じていかに資産を形成していくか、また住宅ローンやアパートローンの選び方などのアドバイスを行うことができます。

資格の級を難易度別にみると、

3級 合格率70%  勉強時間50時間
2級 合格率40%  勉強時間150時間
1級 合格率10%  勉強時間500時間以上

となっています。2級までなら勉強時間がそれほど必要なさそうですが、1級はかなりの勉強量が必要で実務経験も必要であるため、難関資格だと言えます。
通常は2級を取得して経験を積んでから、1級取得を目指すことが多いようです。

どちらかと言うと、多様な範囲のお金や税金の知識を広くカバーすることを目的とした資格なので、不動産の専門家と名乗るにはやや物足りない部分もあるかもしれません。ただ、お金まわりで分からないことを聞くぶんには頼もしい相手と言えるでしょう。

4.民間資格だが実践的な内容が学べる「不動産実務検定」

これまで紹介した3つは国家資格でしたが、「不動産実務検定」は民間資格です。主催は日本不動産コミュニティーという一般社団法人。2009年にできたばかりの大変新しい資格ですが、個人不動産投資家が増えるに従って資格の取得者も増加しつつあり、資格には2級と1級、マスターがあります。

資格内容は、不動産投資に役立つ大変実践的なものといえます。2級は大家として不動産物件を運営していきたい、という人に役立つ内容が多く盛り込まれており、管理・修繕や客付け方法、不動産会社との付き合い方などが学べます。
1級は土地や不動産を購入し、自分で建物を建てて物件運営をしていきたい、という上級者向けの内容で、建築基準法の内容なども学べます。
さらに1級の資格を取得した人が20時間以上の講習を受けて試験に合格すれば、マスターの資格が取得できます。

不動産投資家たちがつくった民間資格ではありますが、国家資格以上に実践的な内容が学べます。 試験も受講内容を確認するだけなので、比較的容易に取得できるようです。
不動産投資家として何か困ることがあれば、この資格を有している投資家に相談するか、あるいは興味があれば自分で取得してみるのもいいかもしれません。

5.不動産の価値を判断する「不動産鑑定士」

不動産関連の資格の中でも、大変な難関資格として有名な国家資格が「不動産鑑定士」です。試験は3次まであり最終的な合格率は数%で、合格までの勉強時間も最低で2000時間は必要だと言われています。
不動産鑑定士は不動産の価値が判断できるため、銀行からの担保評価を判断したり、裁判所からの依頼で競売物件の価格を算定したりするなど、「不動産査定のプロフェッショナル」と言えます。不動産鑑定士はその資格一本だけで食べていける、と言われるほどの資格なのです。

不動産投資に役立つことは間違いありませんが、資格取得までの勉強時間などコストパフォーマンスを考えると、マンション投資をする人にとって必ずしも必要な資格ではないかもしれません。

まとめ

ここまで不動産投資に役立つ資格を挙げてきましたが、不動産投資自体は特に資格を取得していなくても行えますし、成功している投資家でも特に不動産に関する資格は持っていない、という人も多くいます。

不動産投資において資格はあくまで補助であり、有資格者だからといって不動産投資が成功するわけではありません。もちろんこれらの資格を通じて多くの知識が得られるため、成功というよりも失敗や詐欺にあうのを防ぐ、という意味では大いに役立ってくれるでしょう。ただ真に大きな利益を出していくためには、資格取得以上に信頼できるパートナー選びや収益性の高い情報収集のほうが、重要です。

不動産投資家としては、資格の内容を知っておき、実際の専門的な知識はその専門家の力を借りるスタンスでいるのが、賢明だと言えます。

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