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路線価図の見方が図解で分かる!自宅の路線価を簡単チェック

相続税基礎控除額の引き下げにより、注目されているのが相続税を算出するための「路線価」です。今回は、その路線価を知るために必要な路線価図の見方を分かりやすく図解してみます。

路線価図とは?

路線価図とは、路線価(1㎡当たりの土地評価額)が地図上に描かれたもので、国税庁が発表している「財産評価基準書」にて確認できます。

しかし、はじめて見る方には見慣れない記号があったり、暗号のような数字が書かれていたりと、少々分かりにくいかもしれません。でも、ちょっとしたコツさえ覚えれば簡単に路線価を確認し、自分の資産がどれくらいあるのか計算できるようになりますよ!

路線価図でチェックすべき3つのポイント

それでは、実際に路線価図を見てみましょう。抑えるべきポイントはズバリ3つ。
まずは路線価図の上部にある、以下の部分に注目しましょう。


上記の場所が確認できたら、
今度はそれぞれの記号や表記の意味について3つのチェックポイントを見ていきましょう!


このように、数字と記号の組み合わせで路線価は表示されているわけです。3つのチェックポイントを理解すれば、簡単に確認することができますね!

路線価図から土地の評価額を実際に計算してみよう!

路線価(1㎡あたりの土地評価額)がわかったところで、実際に土地全体の評価額を計算してみましょう。今回は一路線、二路線に面する宅地を想定して、それぞれの計算例をご紹介します。

一路線に面する宅地

「路線価20万円、借地権割合70%で奥行きが35mある700㎡の土地(普通商業・併用住宅地区)」の場合の計算方法は以下の通りです。

ちなみに、奥行価格補正率という言葉が出てきますが、その宅地の奥行距離に応じて「奥行価格補正率表(国税庁)」に定められている補正率のことを意味しています。

二路線に面する宅地

「路線価20万円、側方路線価10万円、借地権割合70%で、35m×20mの合計700㎡の面積がある土地(普通商業・併用住宅地区)」の場合の計算方法は以下の通りです。

ちなみに、正面路線価という言葉が出てきますが、2つの路線に面している宅地の価額を評価する場合、奥行価格補正率を乗じて計算した金額が高い方の路線を正面路線として扱うことになります。正面路線ではないもうひとつの路線は「側方路線」と呼ばれます。また、側方路線影響加算率についても国税庁のこちらのページから確認できます。

まとめ

路線価図の見方や、自用地・借地権の価格の計算方法は、ポイントを理解して一つひとつ順番に計算式を当てはめるだけで、意外と簡単だということが分かりましたね。「相続する予定の土地が、どれくらいの価値があるか知りたい」という方は、ぜひ参考にしてみてください!

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