立地、耐震性、売主の経営安定度…マンションの資産価値を左右する6つの条件
マンションを購入する際、少しでも資産価値が高く、維持しやすい物件を買いたいというのは、どのオーナーにも共通する願いでしょう。今回は、マンションの資産価値を見極める際の参考となる6つの重要なチェックポイントをご紹介します。
■チェックポイント1:立地の良さ、発展性
とらみのコラムで何度も取り上げてきたように、立地の良さはマンション価値を高める条件のひとつ!
都心へのアクセスが良く、周囲に大型スーパー、商店街、公園、病院、学校といった、生活を便利にしてくれる施設が整った地域に建てられたマンションは、賃貸価格も下がりにくく人気です。
また、新しく電車が開通したり、人気のランドマークや大型の商業施設が開業する予定がある地域は、将来的にも発展が見込まれるため、要チェックです。
■チェックポイント2:設備の差別化
デザイン性が高かったり、水回りが最新設備だったり、防犯性の配慮が行き届いているような物件は周囲のライバル物件に差がつきます。ペット可の物件も、数があまりないだけに、愛犬家・愛猫家に人気が出そうですね。
■チェックポイント3:地震への対応力
東日本大震災以降、住居を選ぶ基準として、耐震性を重視する方も非常に増えました。耐震性の高い鉄筋コンクリート造の地震に強い物件を選ぶことで、入居者の安全・安心ニーズに応えることができます。
中古物件の場合、古い建築基準で建てられたままで耐震性の強化工事が行われていないものがあることも。見た目の良さだけでなく、こうした内部の強さも、しっかり確認したいですね。
■チェックポイント4:賃貸管理の実績
賃貸管理を委託する場合、賃貸管理会社のサービスの質はそのまま、マンションの入居者の満足度に直結します。安心なのは、販売と賃貸管理の会社が同じであること。あるいは、グループ企業や提携企業と一体になって一貫したサービスを行ってくれるようであれば、オーナーはマンション購入時に賃貸管理会社の実力を確かめることができますね。
■チェックポイント5:建物管理の計画
マンションは経年によって、自然と劣化してしまいます。長くその価値を保つためには、適正な時期に適正なメンテナンスを行わなければいけません。マンション購入の際は、長期修繕計画がキチンと建てられているか、管理費や修繕積立金がどのように使われることになっているのか、しっかり確認するようにしましょう。
■チェックポイント6:売主の経営安定度
マンションの価値は、売主にまつわるウワサでも変動してしまうこともあります。仮に売主が倒産してしまったら…アフターサービスや建物の品質保証の不安から、資産価値が大きく下落する!なんて事態もありえます。
マンションのような大きな買い物は、誰から買うか、が非常に重要。これまでにも販売の事例が多数あり、なおかつ、決算状況や帝国データバンクなどを活用して、経営状況が優良な販売会社から購入することで、リスクを減らすことが可能です。
■ポイントまとめ
- マンションの購入には、長期にわたって資産価値を保てるか、という視点が重要!
- マンションの資産価値は、上記6つの条件を参考にして図ることができる。