マンション経営にまつわるトラブル実例集(とその解決策)パート1
人間は見えないものを怖がる珍しい動物だと言われています。
つまり、想像力を持っているからこそ、余計な心配に気を回して、恐怖心が増幅してしまう…というメカニズムがあるんだそうです。
ということは… マンション経営の不安も、どんなトラブルが想定されるのか、事前に知っていれば解消されるはず。
今回は、マンション経営にまつわる3つのトラブル実例と、それに対する解決策をご紹介します。
■マンション経営のトラブルは管理会社への委託で解決!?
トラブル例1:空室期間が長いとローンの支払いが……!
■問題
鈴木さん(仮名)29歳は、マンションの1室を月々8万円の支払い契約で購入。賃貸料金を10万円に設定して、毎月ローンを支払ってもそれを上回る収入があるつもりでした。しかし、入居者の確保を管理会社に任せずに、1部屋なんだから自力で見つかるさ…という楽観的な作戦が失敗!知人づてに入居者を探したものの、マンションの購入後1年が経っても、その部屋に住みたいというひとを見つけることができませんでした。
月々のローンは8万円。12カ月で96万円にもなります。貯金が目減りし、不安ばかりが募ります。
▲解決策
マンション経営は、入居者が見つからないと収益が出ません。しかし、今までマンション経営の経験のない方が、急に入居者を探してみても、人脈がなかったり、どうして良いかわからなかったりで、なかなか見つけることがないのが現実です。
ここは、入居者管理のプロである、マンションの管理会社に入居者管理を委託してみましょう。マンションの管理会社には、不動産会社との人脈や賃貸サイトの活用実績があります。オーナー自身が闇雲に入居者を探すよりも早く、結果を出してくれるに違いありません。
トラブル例2:家賃の不払いで心身ともに疲れ果てる…!
■問題
田中さん(仮名)41歳は、毎月家賃の支払いを遅らせる入居者に頭を痛めていました。今月末も口うるさいことを言わなければいけないのか…月末の入金日を迎えるたびに、胃が痛くなる思いです。
入居者の方も、オーナーが個人でマンション経営している事情を知っていて、どこか甘く見ているというフシがありました。特に経済状況に困っているわけでもない入居者が、家賃の支払いにルーズになる。こんな困った状況を、どう改善すれば良いのでしょうか。
▲解決策
マンションオーナーも経験が長く、複数の物件を扱っていればこういったモンスター入居者の扱いも慣れてくるのでしょうけれども、マンション経営の初心者は、なかなかうまく対応できないことも、ある意味、仕方がないことです。
ここはやはり、入居者管理の往路である、マンションの管理会社に任せましょう。管理会社に任せる大きなメリットは、トラブルがあった際も、オーナー本人が矢面に立つ必要がないことです。管理会社には、実例に基づくトラブル対応のマニュアルがしっかりできあがっています。何か問題があった際も、円満かつ迅速に解決する能力は折り紙つきです。
他人に任せられるところはちゃんと任せることで、マンションオーナーの責任・負担は、ずいぶんと軽くすることができるのですね。
トラブル例3:リフォーム会社が怠慢、仕事をサボルのはどうすれば…?
■問題
岸谷さん(56歳)はマンション経営歴20年のベテランオーナー。たいがいのトラブルは自分の力で解決してきた自信がありました。しかし、長期で保有してきたマンションも、そろそろ修繕・リフォームをしたいところ。個人的にリフォーム会社を探して仕事を依頼したのですが…これが大失敗!その仕事ぶりは実にいい加減で、納期が来ても作業が終わらない、不具合が続出で入居者からのクレームが続出するという、大トラブルに発展してしまいました!
▲解決策
リフォーム会社は免許制ではないため、残念ながら中には、素人同然の粗悪な工事しかしないような業者も存在しているようです。しかし、マンションオーナーがこうした業者を見分けるのはなかなか困難なこと。では、どうしたら良心的なリフォーム会社を見つけることができるのでしょうか。
オススメしたいのは、マンションの管理会社への一括委託。マンションの管理会社は修繕・リフォーム案件を多数経験してきているため、品質の高いサービスを提供してくれるリフォーム会社を知っている、確保しています。マンションの修繕・リフォームには相当額のお金が動くため、失敗したくないところ。だからこそ、その道のプロに委託することで、ムダな出費は避けたいですね。
■ポイントまとめ
- 個人で入居者を見つけるのは大変!
- 家賃の取り立てのような心労の多い業務は管理会社にお任せ!
- リフォームのように大金が動くときほど、自力の解決には限界が!