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アパート経営で失敗する理由6つ!失敗した人には共通した特徴がある

利回りの高さが魅力のアパート経営ですが、一方では失敗した事例を耳にすることもしばしばあります。しかし、アパート経営には確立された手法があり、失敗の原因は想定が可能なものばかりです。今回は、アパート経営に失敗する人に共通した6つの理由と、失敗を回避する方法をご紹介します。

1.アパート経営における失敗とは?失敗を引き起こす要因3つ

アパート経営の失敗とは、一言で言えば「想定していた家賃収入が得られない」ことです。収益が得られないとローンの返済が難しくなり物件を手放さなければならなくなったり、売却もできずに自己資金を投入し続けなければならなくなったりもするため注意が必要です。アパート経営の失敗を引き起こす要因には、次の3つがあります。

空室

空室が発生している間は、その間は家賃収入が得られません。特にアパートの場合、2~4年程度で入居者が入れ替わることが多いこと、築年数の経過により入居率が低下しやすいことから、空室が生じやすいです。適切な対応を取れなければ空室が恒常化し、破綻に陥ります。

家賃滞納

空室以上にリスクとなるのが、家賃滞納です。滞納が起こっていたからといって、法的には即入居者を退去させることはできません。つまり、滞納が続いている間は家賃収入が途絶えるだけでなく、新たにほかの人へ貸し出すこともできない状態となります。そのため、空室よりも高いリスクとなってしまい、問題が長期化した場合、経営にも影響を及ぼすことにもなりかねません。

想定外の出費

アパート経営では、アパートをまるごと一棟所有することになるため、10年20年と経過すると、建物の老朽化により予想よりも大掛かりな修繕費がかかる場合もあります。この修繕費用についてもあらかじめ考慮したうえで経営を考えていかなければなりません。経営当初から家賃収入の数%を修繕費用のために確保しておかなければ、想定外の出費に対応ができず破綻してしまうことになります。

2.アパート経営に失敗する理由6つ


アパート経営の失敗には3つの要因がありますが、そもそもなぜその要因が引き起こされるか、理由を詳しく見ていきましょう。

空室発生時の対策をしていない

アパート経営は家賃収入によって成り立ちますので、空室はできるだけ少なくしなければなりません。入居率を上げるためには、メンテナンスや賃料のコントロールによる物件の魅力の向上が必要ですが、そのままにしていては、空室は築年数を経過するとともに増加する一方となり失敗します。

また、空室発生時の金銭面での対策も必要です。空室により家賃収入が低下している状態で修繕費などのまとまった費用が発生しても、ローンの返済が滞りなくできるように、キャッシュフローに余裕を持っておく必要があります。

表面利回りばかりを気にする

アパートを購入する際に、利回りばかりを気にしていると失敗します。なぜなら、利回りが高いということは何らかの原因で物件が割安となっていることが多いからです。また、想定利回りは、あくまでも想定した家賃で満室とした場合の利回りですので、実際の利回りとは差がある事があります。相場よりも利回りが高い物件は、その理由が明確でないと、手を出すと失敗します。

土地勘がないエリアで購入

土地勘がないエリアでアパート経営を行う場合、賃貸ニーズを見誤るリスクが高く、アパート経営初心者の場合には将来的な動向の判断も簡単ではありません。また、完全に管理会社任せとなりますが、その管理会社の見極めも難しいでしょう。そのエリアに精通した人に助言を受けられるといった有利な環境がない限り、土地勘がないエリアでの物件購入は失敗を招きます。

アパート管理を自分でやろうとする

アパート管理を自分でやることは可能ですが、失敗を招くリスクが高くなります。その理由は、ノウハウの不足と迅速な対応が難しいからです。特に、滞納についてはできるだけ早く兆候をキャッチし、適切な対応をしなければ問題は長期化します。また、トラブル時の対応が遅い場合や改善が見込めない場合は、現在の入居者離れを引き起こしますので、入居率の低下につながります。経営失敗リスクを下げるためには、アパートの管理は費用をかけてでもプロである管理会社に任せるのがおすすめです。

節税目的での購入

アパートを節税目的で購入する人もいますが、失敗を招く原因となります。そもそも節税になるということは、経営による利益が出ていないということです。目先では税金分が得になっていたとしても、入居率の低下や大規模修繕のタイミングで赤字経営に陥ります。また、節税目的だからという背景から、物件選択時にも想定が甘くなりがちです。

アパート経営に関する勉強を行っていない

アパート経営は、物件の選定から運用まですでに手法が確立しており、その手法に沿えば失敗は少なくなります。しかし、アパート経営について不勉強で知識がない状態では適切な判断ができず、購入すべきではない物件を手にしたり、経営を始めてからも判断を誤ったりする可能性が高いです。

3.アパート経営に失敗しないための対策


アパート経営で失敗を回避するには、アパート経営のリスクについて知ったうえで、適切な対応を取ることに限ります。

購入前のリサーチは万全に行う

物件の購入時には周辺環境のリサーチを行いますが、データのみに頼らず、現地調査を行いましょう。また、入居率は当該物件だけでなく、近隣の類似物件と比較することや、新築アパートの建築状況なども参考にして、将来的な動向も予測しながら、経営に適した物件かを検討します。特に、利回りの高さに惑わされずに、実際にどのくらいのキャッシュフローが確保できるのか、という視点で判断しなければなりません。

信頼できる管理会社を選ぶ

空室の回避には、入居付けはもちろん、家賃滞納を防ぐことや退去を防ぐことも重要です。そのため、トラブルが発生したときに迅速に対応できる、信頼できる管理会社を選ぶことも重要です。管理費用だけでなく、滞納時の対応やエリアでの入居率などの実績についても比較しましょう。

資金は確保しておく

アパート経営の成功は、中長期的に収益を確保できるかどうかにかかってきます。築浅のうちは安定した利益が出ている場合でも、築年数を経過すると入居率は低下しますし、家賃を値下げする必要が出てきます。また、そのタイミングで大きな修繕も必要となってくるため、対応できるよう、資金計画を立てておくことは不可欠です。

4.失敗のリスクが心配ならマンション経営がおすすめ

アパート経営は、賃貸ニーズの把握や運用方法など難しい面も多いです。堅実な不動産投資を行いたいなら、アパート経営よりも区分マンションの経営をおすすめします。

マンションはアパートと比較して立地条件がよいことが多く、安定した賃貸ニーズがあります。また、区分所有であれば、アパート経営で必要となる建物の老朽化にともなう高額な修繕費もかからないため、安定したキャッシュフローを確保しやすいです。

アパート経営の失敗リスクが心配な人は、まずは区分マンション経営を考えてみてはいかがでしょうか。マンション経営で不動産経営の経験を十分に積んでからアパート経営へ挑戦しても遅くはありません。

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