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東京圏の賃貸ワンルームマンションは物価の優等生だった?

「物価の優等生」と言えば、卵やバナナを思い浮かべる方も多いでしょう。でも、みなさんがこのサイトで知りたいのは、「価値が安定している資産」ではないでしょうか。今回見ていただきたいのは、東京圏の賃貸マンションの過去13年間の家賃推移。いかにマンション経営が資産運用に適した安定資産なのか、ご理解いただけると思います。

株安円高が招く「資産が消える」リスクは繰り返しやってくる

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アベノミクスやトランプノミクスの影響でしょうか、近年は市場経済にも株高円安をイメージさせる明るいニュースを見ることも多くなりました。しかし、為替相場が市場最高の円高を記録したのは2011年10月。今からわずか5年前のことです。

2008年10月にも、リーマン・ショック(アメリカの投資銀行)の破綻が引鉄となり、世界的な株安円高の高波が投資家や資産運用者を襲いました。日経平均株価が受けた影響も甚大でした。その年の最高値は15,156円でしたが、最安値は6,994円。わずかな期間に資産価値は53%以下にまで減ってしまったのです。

chart-yahoo-co出典:Yahoo!JAPAN

株や為替など金融商品を取引していた方の中には手痛い損失を受けた方も多いと思います。そうでなくても、2008年から2011年の株安が深刻な賃金低下やデフレを招いたという暗いニュースは、連日のテレビ、新聞で見た方は多いのではないでしょうか。

こうした金融ショックは、もう通り過ぎたから「二度とは来ない災難」というわけではありません。歴史は繰り返すという言葉もあるように、いつか忘れた頃に、また再来する問題です。

過去13年間、マンションの家賃相場が大幅に値崩れしたことは1度もない

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一方、マンションの家賃相場を見てみましょう。次の表は、住宅新報社が2016年11月15日に発表した「東京圏の賃貸マンション平均家賃推移」のデータを一部抜粋し、グラフ化したものです。

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参照:「東京圏の賃貸マンション平均家賃推移」住宅新報2016年(平成28年)11月15日号特集

2004年から2016年の13年間、家賃相場は一度も急落することなく一定の水準を保っていることがわかると思います。資産価値を半分以上も損なう恐れのあった株価や為替の急落とは対照的です。また、一般的なファミリー層を対象としている1LDKや2LDKは13年間でほんの少し家賃水準が低下しているのに対して、単身者向けのワンルーム、そして高所得者向けと想像される2LDK~3LDKはわずかながら家賃が上昇する傾向にあることも見てとれます。もしマンション経営を検討している方であれば、こうした微妙な傾向も見逃さないようにしたいところですね。

※調査対象の賃貸マンションは原則として、最寄駅から徒歩10分圏内で非木造3階建て以上のもの。首都圏175駅を対象として成約家賃または成約すると想定される家賃の下限と上限から算出したとのこと。

一方、アパートの家賃相場は緩やかな下落の傾向に……

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一方で、マンション経営を検討する方にとっては「賃貸アパートの家賃はどうなってるの?」と気になるところでしょう。同じく住宅新報社が発表した「東京圏の賃貸アパート平均家賃推移」の抜粋を見てみましょう。

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参照:「東京圏の賃貸アパート平均家賃推移」住宅新報2016年(平成28年)11月15日号特集

ほんの少しですが、13年間で相場はやや下落傾向にあることが見てとれます。価格が比較的安いことがアパートの魅力です。しかし、借り手側にとって建物管理がしっかりとした綺麗なマンションを選ぶ傾向は、今後ますます強まっていく可能性は考えられます。

目的を見極めて、自分自身のライフプランに適した運用方法を選びましょう!

金融ショックの影響を受けづらく、家賃相場が安定している賃貸ワンルームマンション。大きく儲ける可能性はあっても大きく損をする危険がある他の金融商品。どちらを選ぶか迷ったら、そもそも自分は何のために資産運用を考えたのか、原点に立ち戻ることが肝心です。

お金にゆとりがあり、さらに大きく儲けるために投資したいなら、他の投資先も良いかもしれません。しかし、老後の生活をゆとりある、ほんの少し贅沢な時間にしたいと考える方なら、物価の優等生として安定と安心の実績がある「家賃収入」を確保するのは、賢明な選択だと言えるかもしれません。ましてや、年金等の大切な資本を取り返しのつかない丁半博打のような投資に注ぎ込むべきではありません。

あなたの投資・運用の目的は何ですか。迷ったら、マンション経営の専門家にご相談ください!