マンション物件にも、洋服やテレビ番組などと同じように、トレンドというものがあります。資産運用としてのワンルームマンション選びの際は、こうしたトレンドを押さえているかどうかも、重要なチェックポイントです。

今回は、間取りやセキュリティシステムなど、人気の新築マンション物件に共通しているトレンドのポイントをご紹介します。

■流行その1：集合玄関機

セキュリティの重要性が高まる近年のマンションでは、エントランスから訪問先を呼び出し、施錠を外してもらう仕組みの集合玄関機が普及。部屋の中、前はもちろんのこと、不審者をマンション内に入れることすら防いでくれます。

■流行その2：可変タンブラーシリンダーリバーシブルキー

増加するピッキング犯罪への対策として、玄関ドアには不正解錠が従来鍵の数億倍も困難と言われる可変タンブラーシリンダーリバーシブルキーがマストアイテム！防犯に配慮された設備は、特に若い女性からの人気が高まります。

■流行その3：二重床・二重天井

二重床・二重天井のマンションも増えています。二重にする理由は、給水管や電気配線などのスペースを充分に確保するため。痛みの早い設備のメンテナンス・交換に便利で、ライフスタイルや入居者ニーズの変化に合わせて間取りの変更がしやすいのもメリットです。床の段差をなくせるため、バリアフリーが実現しやすいのもグッド。マンションオーナーはこうした目に見えないところのトレンドもしっかりチェックしておきたいですね。

■流行その4：ブーツや傘の専用収納スペースがあるシューズクローゼット

居住者への配慮が足りないマンションを見分けるコツは、シューズ用のクローゼット。ブーツや傘といった背の高いモノを入れる専用スペースが確保されていると、玄関のみならず廊下にまで靴が散乱するような、ちょっとみっともない状態は避けられます。

■流行その5：2口コンロのある機能的キッチン

近年は男女ともに自炊派が増加！居室とは分離していること、2口以上のコンロがあること、収納が充分にあること、などが人気のポイントになっています。一人暮らし前提の部屋ならどうせ料理はしないだろうし…なんていう考えは、もう古いのかも？

■流行その6：浴室暖房換気乾燥機

バスルームも高機能の時代！天候に左右されず、あるいは帰りが遅い日でも安心して室内で洗濯物を乾かせる浴室暖房換気乾燥機は一人暮らしの強い味方です。バスルームの湿気をコントロールできるため、水回りのカビ対策も万全です。

■流行その7：トイレ・バス別

ワンルームといえば、トイレとバスが一体化したものが普通…という時代もありましたが、男女ともに、トイレとバスルームは別々であってほしいという気持ちは共通でした。近年は、トイレ・バスは別々が主流。お風呂でも、トイレでも、のんびりとくつろげます。

■流行その8：温水洗浄機能付きトイレ

おしりを温水で洗浄してくれるトイレは、ハリウッドセレブも日本から競って取り寄せるほどの人気商品。最新のマンションでは、これがついていないものを探す方が難しくなりました。来訪者も喜ぶやさしいトレンドです。

■流行その9：インターネットブロードバンドシステム

インターネットの接続環境も、この数年で大きく変わりました。最高速度の光回線も、今ではかなりリーズナブルに。入居者が個人でマンションの1室に回線を引くのは大変ですから、やはりブロードバンド回線の契約が不要のマンションは人気です。

■流行その10：BS・CSアンテナ

地上デジタル放送はもちろん、映画、海外ドラマ、スポーツ中継などを存分に楽しめるBS・CS番組回線のアンテナ設置は居住者にとってオトク度が高いですね。こうしたエンタメ要素の充実は築年が古いマンションやアパートにはなかなかマネしづらい部分ですので、差別化になりますね。

■ポイントまとめ

• トレンドを押さえたマンションは居住者からの人気が高い！
• 最新の設備は築年数の古い物件との差別化になる！
• マンション経営には最新設備の整ったトレンド物件がオススメ！