アベノミクスでインフレが進むと…現金価値が目減りする?
自民党が安倍晋三首相を先頭に政権を取り返して以降、アベノミクスと呼ばれる経済の好況が続いています。アベノミクスが掲げるインフレ目標は2%!景気回復を目指して、大胆な施策を打ち出していますが…インフレが進むことは果たして、あらゆる国民にとってオトクなことなのでしょうか?
インフレが進むと現金価値は目減りしてしまう?
■物価は30年で2〜3倍にも上昇!
インフレが進むと、物価が上昇します。そのことにより、多くの企業は売り上げ金額増加の恩恵を受け、株価が上昇しやすくなります。一方で、物価の上昇は、生活必需品の価格が上昇することも意味します。たとえば、以下の一覧をご覧ください。
わずか30年の間に、物価はこんなに上がりました。モノによって上昇の度合いは違いますが、2〜3倍になっているものも、珍しくありません。
■物価が上がると現金価値は相対的に低下!
ということは、仮に30年間、資産を現金のみで保有していたとすると、買えるものは半分以下に!つまり、資産の価値も半分以下に低下してしまった!と言えるのです。しかも、日本は昭和、平成の時代を通して、中長期的にはインフレが継続している国。アベノミクスの効果が期待される今後は、さらに急激なインフレに傾く可能性も、念頭に置いておく必要がありそうです。
もちろん、インフレによる好景気で給料などの収入が増加すれば、生活がただちに苦しくなるということはありませんが、少なくとも、インフレ時に資産のすべてを現金の預貯金に依存していることのリスクはご理解いただけたでしょうか。
■インフレ・デフレに強い現物資産!
インフレに強い資産として、近年注目を集めているのが賃貸マンションを始めとする現物資産です。現物資産は、インフレに合わせて資産価値が上昇します。マンション経営の場合、インフレ時には家賃相場も上がるため、現金資産よりもインフレによる資産価値減少…というリスクに強いのです。
また、反対に現金価値が上昇するデフレが進んだ場合はどうでしょうか。マンションオーナーが月々支払うローンの返済金額は、現金価値が上昇した場合も一定です。マンションの家賃相場も、インフレ時の高騰より、デフレ時の下落は、速度が非常に緩慢。東京都市圏の需要が高い好立地マンションであれば、家賃が下がってしまうリスクはそれほど過剰に心配する必要がないかもしれません。
先々のことを予測しづらい、インフレ、デフレの波。だからこそ、長期的に安定した家賃収入を得られるマンション経営は、インフレにもデフレにも強い資産運用として、人気が高まっているのですね!
■ポイントまとめ
- インフレが進むと現金資産の価値は大きく減少する!
- インフレに強いのは価値が変動する現物資産!
- 長期保有でインカムゲインをねらうマンション経営ならインフレにもデフレにも強い!