マンション経営は新築・築浅or中古?長所と短所で比較してみました!
マンション経営を考えたとき、一番最初の心配ごとはおそらく、購入価格のこと。貯金やローンの金額を考ると、比較的、低価格で買える古いマンションのことが気になるのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って!価格だけで、古いマンションに決めてしまっても良いの?今回は新築・築浅の最新マンションと中古の古いマンション、双方のメリットとデメリットを考えていきましょう。
■古いマンションのメリットとデメリット
▲古いマンションのメリットは?
- 価格が安い
- 入居率の実績を確かめられる
▲古いマンションのデメリットは?
- 老朽化が早い
- 耐震強度が不安
- 間取りやデザインが顧客ニーズに合わない
- 修繕、改築費用が多くかかる可能性がある
- 住民トラブルなどの問題があるから売りに出されている可能性がある
古いマンションは購入価格が安く、気軽に始められるイメージがあるかもしれません。しかし、マンションにも寿命があります。何十年も前に建てられた古いマンションを購入した場合、見えない所で老朽化が進んでいたり、部屋のデザインや間取りが古かったりで、修繕費用やリフォームに、思った以上に支出がかさむ可能性があります。
また、阪神大震災以前に建てられたマンションは、建築基準法や耐震強度の基準が、現在のものより甘かったことはたしか。老後の備えや生命保険がわりにマンション経営を考える方々にとっては、「長く運用することができないかもしれない」という不安は、ちょっと無視できないものがあります。
■新築・築浅マンションのメリットとデメリット
▲新築・築浅マンションのメリット
- 頑丈で長持ち
- 耐震性が高い
- 間取りやデザインが最新のため入居率が高くなりやすい
- 築10年以内の不具合(瑕疵)は住宅事業者が無償で修繕してくれる
- 長期で保有できる分だけ家賃収入の総額が増える
- 入居希望者が古いマンションに比べると多い為、入居者を選別できる
▲新築・築浅マンションのデメリット
- 古いマンションより価格が高め
一方、新築・築浅の最新マンションは、頑丈で長持ち。その理由は、やはり阪神大震災後に改められた建築基準法、耐震強度にあります。実際、東日本大震災でも、当時の一番新しい基準でつくられたマンションの倒壊件数は驚きのゼロ!さらに2000年以降に建てられたマンションには住宅の品質確保が法制化(通称:品確法)されており、築10年以内に発生した不具合・瑕疵(「構造耐力上主要な部分」と「雨水の浸入を防止する部分」)に関しては、建設・販売した住宅事業者が修繕すること!という義務があるんです。
これならマンションを購入するオーナーも安心ですね!
もちろん、新築・築浅マンションは、間取りやデザインも最新!現代の入居者のニーズに合ったステキなお部屋なら、高い入居率を維持しやすいというのも大きなメリットと言えるでしょう。
たしかに、新築・築浅の最新マンションは、中古と比較すると購入価格は高めになります。しかし、自分の老後まで安心して保有できる資産であると考えると、決して「割高」とは言えないのではないでしょうか。メリットとデメリットをキチンと把握した上で、どちらを選ぶか決断したいものですね。
■ポイントまとめ
- 新築・築浅の最新マンションは耐久性、耐震性に優れており、長く保有できる!
- 古いマンションや耐震基準や老朽化に不安な面がある!
- 間取りやデザインが新しいマンションなら高い入居率を維持しやすい!