女性のためのマンション経営のススメ・その4 〜月々の収支を計算しよう!〜
将来、年金を受け取れるか心配…という女性には、老後の安定収入のためのマンション経営がオススメ。しかし、一体マンション経営は何歳に始めれば良いのでしょうか。定年退職を迎え、決まった収入がなくなる60歳頃…?今回は、具体的な月々の支払い金額を見ながら、マンション経営を始めるのに適した年齢を考えてみましょう!
■マンション経営を始めると、月々の収支はどうなる?ローンの支払いは大変?
前回のコラムでは、頭金0円、月々の支出が0円でもマンション経営を始められる可能性があることがわかりました。でも、いくらの賃貸用マンションを買えば、どんな収支が発生するのか、具体的な数字がやっぱり知りたいです。
わかりました!
以下の例は、マンション経営大学でご紹介している標準的な賃貸用ワンルームマンション購入時の契約内容になります。
■2,000万円のワンルームマンションを金利2.4%、60歳での完済で購入した場合の収支
<収入>
・家賃:8.7万円
<支出>
・集金代行手数料:2,741円(家賃×3%に消費税5%)※1
・管理費:8,000円
・修繕積立金:1,000円
※1 上記、集金代行手数料にかかる消費税は、平成26年4月1日以降は8%、平成27年10月1日以降は10%が適用されます。
それでは、仮に上記の条件で25歳時点で契約、60歳までに完済する場合の月々の収支を見ていきましょう。
■25歳時点で購入(35年払い)した場合の月々の収支
<収入>
・家賃:8.7万円
<支出>
・ローンの支払い:70,431円
・集金代行手数料:2,741円
・管理費:8,000円
・修繕積立金:1,000円
・支出の総計:82,172円
<月々の収支>
+5,569円
スゴイ、本当に家賃収入が月々の支出を上回っていますね!
毎月5,000円以上のお小遣いが手に入る計算で、60歳時点ではマンションのローンの支払いも終わる…。具体的な数字を見ると、とてもよく理解できました!
もちろん上記は一例であって、すべての契約で同じ内容になるわけではありません。特に、マンション経営の開始年齢はローンの支払額に直結するので、月々の収支は変わってきますよ。
ギク!
わたし、今、30歳なんですが、その場合の収支はどうなりますか?
それでは、マンション経営の開始時期が30歳、40歳、50歳だった場合の月々の収支。そして、ローンを完済し終わった60歳以降の収入を続けて見てみましょう!
■30歳時点で購入(30年払い)した場合の月々の収支
<収入>
・家賃:8.7万円
<支出>
・ローンの支払い:77,988円
・集金代行手数料:2,741円
・管理費:8,000円
・修繕積立金:1,000円
・支出の総計:89,729円
<月々の収支>
▲2,729円
■40歳時点で購入(20年払い)した場合の月々の収支
<収入>
・家賃:8.7万円
<支出>
・ローンの支払い:105,008円
・集金代行手数料:2,741円
・管理費:8,000円
・修繕積立金:1,000円
・支出の総計:116,749円
<月々の収支>
▲29,749円
■50歳時点で購入(10年払い)した場合の月々の収支
<収入>
・家賃:8.7万円
<支出>
・ローンの支払い:187,631円
・集金代行手数料:2,741円
・管理費:8,000円
・修繕積立金:1,000円
・支出の総計:199,372円
<月々の収支>
▲112,372円
■60歳以降、ローンを完済した後の月々の収支
<収入>
・家賃:8.7万円
<支出>
・集金代行手数料:2,871円(家賃×3%に消費税10%)
・管理費:8,000円
・修繕積立金:1,000円
・支出の総計:11,871円
<月々の収支>
+75,129円
なるほど、開始年齢が遅くなるほど、月々の支払い金額は大きくなるのですね。
となると、20代、30代のうちに始めるのが有利…ということでしょうか?
もちろん、年齢が若いうちに始めた方が有利なことはたしかです。ローンの時期を長くしたり、あるいは早めに完済したりと、その時々のライフステージに合わせて、自由に資産を運用できますからね。
ただ、40歳に始めた場合でも、月々2〜3万円ほどの支出で老後の安定収入が得られるなら、充分に検討できる範囲と思いませんか?
たしかに、ローン完済後の収入が月々75,129円で、仮にその後、平均寿命の87歳まで生きたとしたら…。
75,129円×12カ月=901,548円
これが、1年間の収入です。さらに27年をかけると、
901,548円×27年=24,341,796円
なんと、2,400万円を超える収入を受け取れる計算になります。もっと長生きすれば、もっと多くの家賃収入を得られるというのですから、ちょっとビックリしますよね。老後の27年間の安心を考えると、マンション経営を始める時期が遅いということはありません!
しかも、ここまでご紹介した事例は、あくまでもワンルームマンションを1戸のみ購入して、月々決まった金額でローンを返済した事例。実は、事業用マンションは、複数戸の所有、そして繰り上げ返済を活用すること、もっと有利な条件で、資産を増やしていくことも可能なんです。
次回のコラム(4月上旬公開予定)はその解説ですね!楽しみです!
■ポイントまとめ
・若い年齢でマンション経営を始めると、ローンの支払いが有利!
・定年退職後から平均寿命までに得られる収入の総額は2,400万円を超える?!
・幸せな老後を送るために、その準備に「遅すぎる」ということはありません!
◯次回のコラム◯
女性のためのマンション経営のススメ・その5 〜複数戸所有と繰り上げ返済で資産はもっと増える?〜(4月上旬公開予定)
※上記シミュレーションは、公租公課などは加味しておりません。詳しくは、お問い合わせください。