【第2回 マネーリテラシー連載】お金と向き合うことは、人生を考えること - マンション経営・投資のリスクとメリットなら【マンション経営大学】

【第2回 マネーリテラシー連載】お金と向き合うことは、人生を考えること

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さて、今回から、「キッズ・マネー・ステーション」を主宰し、子どものマネーリテラシー教育の先駆者とも言える、八木陽子先生にお話をうかがいます。

八木先生は、出版社で編集者を勤めたあと、結婚、出産。ファイナンシャルプランナーの資格を取り、キャリアコンサルタントに。これだけ書くと、順風満帆な人生ですね。が、ちょっと事情が異なるみたいです。先生の言葉には、「マネーリテラシーを知っておいた方が、人生得をする」ということばかり。ちょっと耳を傾けてください。

まずは人生を見つめ直す

私がこの道に進んだのも、夫の転勤で九州に行ったからです。それまでバリバリの編集者だったのが、仕事を手放し、見知らぬ土地で昼間は一人。相当落ち込みました。

出版社時代の同僚や大学の同級生たちは、華やかに活躍しているのに……と。で、思い出したのが、ファイナンシャルプランナーの資格のことでした。「これからは、お金のことを知らないと困るだろう」と感じたのも一つのきっかけでした。

ファイナンシャルプランナーの勉強をはじめてみると、本当に目からウロコ。お金を考えるというのは、結局、人生を考えることなんです。ファイナンシャルプランナーの仕事は、まずクライアント(お客様)のライフプラン(人生設計)を一緒に考えること。まず、私は、自分自身の人生を設計することから始めたんですね。

今の私には何もない。でも5年後は、きっと、ファイナンシャルプランナーの仕事もして、仲間もいて……。そんなこんな、いろいろ考えていると、「今を大事にして、やることをやらなければ!」と思えてきたんです。長期の目線は大切。元気になってきたんですね。

日本は、マネーリテラシー教育を嫌う

子供のマネー教育をやるきっかけになったのは、「日本は、お金のことをリアルに語るのを忌み嫌うけど、それは将来困る」と思うようになったからです。

次回で詳しく語りますが、日本では、未だにOECD(経済協力開発機構)のPISAと呼ばれる国際的な学習到達度のうち、「金融リテラシー調査」に不参加なんです。だから、子供たちのお金の意識調査も出てないんですね。

世界共通にそんな調査が行われていることすら、ほとんどの人は知らないはずです。信じられます? それだけ、日本人および、日本の子供たちのお金に対するリテラシー(お金を扱う能力)に関心が低いんです。というより、大人が、「それは育てなくてもいいだろう」と思っている部分があるんです。お金に対する思い、稼ぐことに対する思いが屈折している。

でも、お金にきっちり対峙しないと、自分の人生の長期的なプランは描けないんですね。「お金とは人生すべてに関わるものなんだ」と気づけいたのが、ファイナンシャルプランナーなりはじめの、私の最大の気づきでした。

中国人のマネー感覚

では世界がどうなっているかというと、たとえば、同じアジアでも、中国人は日本よりもマネーリテラシーが高く、リスク分散に慣れています。「土地は、いつ政策によって、国のものになるかもしれない。だから、株式投資もしよう」みたいな。

子供もおこづかいから株式を購入するなんていう調査結果もありましたよ。日本のように、「不動産はずっと自分のもの。資産がマイホームや不動産だけ」とは考えないのです。

例えば、不動産なら数軒持ち、株式も持ち、子どもの教育は海外に留学させる。ある程度の収入がある人は皆、リスク分散をしようとしている。学んでいる。

ですので、私はこれを読んでくださっている日本の女性に、ぜひマネーリテラシーを学ぶ機会を持ち、自身のマネーリテラシーを高くしてほしい。それは、「お金の亡者」になることではなく、「自分の人生を長期的に見て、精神的に豊かに過ごすための基本」と考えてください。そして、あなたが変われば、お子さんも変わります。(談)

八木陽子先生プロフィール

東京都杉並区在住。夫、息子(高1)、娘(小2)の4人暮らし。一級ファイナンシャルプランナー技能士、CFP®、キャリアカウンセラー(CDA)、キャリアコンサルタント

出版社勤務をへて独立。
2001年にファイナンシャルプランナーの資格を取得後、マネー記事の執筆やプロデュース、セミナーなどの仕事をする。現在までに延べ900件以上のマネー相談を行う。
著書に「6歳からのお金入門」など。
2005年 親子でお金と仕事を学ぶサイト「キッズ・マネー・ステーション」を設立。
2008年 株式会社イー・カンパニーを設立。

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